リヴィウ国立芸術アカデミー陶芸学科長
オレスト・ホルベッツ教授
当学科はアカデミーで最も古い学科の一つで、1946年に設立されました。当科の卒業生は、様々な芸術分野で創作活動を行い、公共機関や教育現場に従事しています。陶芸科では、お皿をはじめパブリックアート作品の制作における将来の専門家を育成しています。
学生は粘土を主な材料として扱い、陶芸の成形や歴史、伝統技法を学んでいます。同時に、学生は創造力やスキル、独創性を磨いています。
戦争が始まって以来、ウクライナのさまざまな地域の学生を当科に受け入れています。私たちの学科では、限られた資金で学生のサポートを行なっています。
しかし、私たちが使っている粘土の原材料地であるスロビアンスクがロシア軍に占領されたこともあり、財政的に厳しい状況が続いています。
当学科では、正規の教育プロセスのために、粘土以外にも必要なものがあります。私たちの学生の教育を守り、学生が卒業後に活躍できる人材になってもらいたいという願いから、ANURAの寄付システムを利用することにいたしました。日本のサポーターの皆様のご支援を心より感謝申し上げます。